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あさちゃん

第6章 疑心暗鬼

この我慢くらべに負けたのは、当然優だった。

初めてのクンニ。しかも稚拙なテクとパンツ越し。不利な条件しかなかった。

優は美里の太ももにタップをして、降参の合図をした。美里も優が息ができないことを分かっていたので、そのタップと共に顔面騎乗を解き、優の横に寝そべった。

優は堪らず起き上がり、咳き込みながら美里の方を見る。

美里「あ〜ぁ…ゆーにせっかくの下着…汚されちゃった…どうするのかなぁ?」
優の唾液で濡れた部分を右手中指で弄りながら、美里は優の方を見つめていた。

優はそこで理解した。自分は、美里の手のひらの上で踊らされていただけ。姉の悪魔のような誘惑に、ただ負けたのだと。



美里は優をもてあそんだことと、このスカート丈で充分に男を引っかけることができると分かり、機嫌よく部屋に帰っていった。

単なる遊び相手のつもりだったのだろうが、優は女性の股間の魅力で頭がいっぱいだった。

優『ぅう…姉ちゃん、俺を馬鹿にしただけだった…でも、女の人のアソコって…なんかめっちゃエロい…』

優『あさちゃんも…頼めばあんなこと…いや、姉ちゃんが特殊なだけで、普通は…』

悩み多き中学二年生が、また一つ悩みを抱えた。

それと同時にもう一人…この現場を見て、自分の心の置き場に困り、他の女に良からぬ感情が芽生えた女がいた。

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