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おれのペット

第5章 病院




「明日はちゃんと学校来てね…」



結花が言った。



「咲と一緒に行くよ」


おれは言った。




その時だった。



「こ…ここ…は?」



聞き覚えのある声がした。



「咲っ!」




咲の方に目をやると



咲は目を覚ましていた。




「大丈夫か?
 痛いとない?
 ナースよぶか?」


おれは必死に
咲に話かけた…



そして
咲はくちを開く




「ねぇ結花…悦喜くん」





…悦喜くん?



こいつ一真のこと

かず君で呼んでなかったっけ?









「この人…だれ?」








「えっ」





思わず声が出てしまった。



病室にいた
3人ともがあぜんとした…



「なに言ってんの!?

 咲の彼氏じゃない!」



結花は必死に言った。





「この人…が?」






「優…ちょっとこっち来い」



おれは
一真に病室から
連れ出された…。



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