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無垢な姫は二度、花びらを散らす~虫愛ずる姫君の物語り~

第6章 伍の巻

 あとがき

 さて、あの後(花随想を書いた後)、私は京都に出かけてきました。北山の閑静な住宅街がひろがる一角に〝天使のカフェ〟というフレンチレストランがあり、そこで同寮会が開かれたのです。
 私と娘を含めても総勢六名と少人数でしたが、その分、アット・ホームな雰囲気で、とても心愉しいひとときでした。
 その後、装丁用の和紙を探したいという私にお付き合い下さるというので、寮長先生や友人たちと共に新京極の繁華街へと向かいました。当初行ってみたいと思っていた紙屋さんには行けなかったのですが、和文具や和紙の専門店〝鳩居堂〟と先生が紹介して下さった〝柿本〟という紙司に行けました。
 丁度、前日にこの作品が出来上がったばかりだったので、主には本作品の装丁用のものを中心に買い求めました。
 そういえば、今年は彼の超大作〝源氏物語〟が誕生して丁度千年になるとのことです。まぁ、本当に偶然なんですけど、その千年紀に当たる年に〝悪女〟のリバイバル(?)を書けたのも良い記念になるでしょうか。
 想い出に残る、愉しい一日でした。
 それではまた、今回もありがとうございました。



二〇〇八年十一月吉日


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