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妹萌えフラグ

第1章 妹の思春期



小さい頃は、俺のあとを付いてきては真似していた。

“おにいちゃぁん”

どこかたるんで、まのびしたユイの声が、俺は嫌いではなかった。

小学校の高学年になって、胸を寄せて上げようと努力していたユイ。

その頃はまだ、気楽に会話していた。

確か、ユイが中2になって、一人部屋を持った頃からだ。

今のように、ユイが俺と視線すら合わせなくなったのは。

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