夜の幕がゆっくりと開く
第1章 夜の幕がゆっくりと開く
「早いこと済ましたる?ほんなら知りたいこと話してくれるかもしれんで?」
ぬちゃりとわざとらしい音を鳴らして俺のをしごくやつが口を開く。
「…いや、多分、極限までおいこまな言わんから、時間はかかると思な。早くに終わらせたいんなら、紐使えばええんちゃう?」
俺の体を遊ぶように撫でるもう一人のやつが道具の山を見た。
……紐…まさかとは思うが…。頼むからそれだけは止めろ!!言うとかどうこうの前に…壊れてまうっ!!!!
俺の必死の祈りは口を開けないことでひとつも外へ出ることはなくどんなに首を振っても伝わらない。
「しっかり縛っとけ。溢れないように。」
「はいはーい。」
ご機嫌な返事が聞こえた瞬間、腰に激痛が走った。
すでにしっかりと立たされた俺のものに食い込むほどに巻き付かれた細い紐がやつの手から離れるとプルプルと震える。
感覚としては腰回りの神経すべてを直接握りちぎられそうだ。
あまりの痛みに声すら出ずに歯が砕けるほど噛み締めた。
「さあ、ゆうてみ?まず、マスターが知りたがっている情報はなんやったっけ?」
胸の突起を強くいじりながら耳元で囁く。
鎖が切れたら今すぐにでも殴り飛ばしたい憎い笑顔だ。
なにもできずにただ耐える俺の意識していなくても自然に溢れた涙がシーツを濡らす。
現実から逃げるようにゆっくりと目を閉じた。
ぬちゃりとわざとらしい音を鳴らして俺のをしごくやつが口を開く。
「…いや、多分、極限までおいこまな言わんから、時間はかかると思な。早くに終わらせたいんなら、紐使えばええんちゃう?」
俺の体を遊ぶように撫でるもう一人のやつが道具の山を見た。
……紐…まさかとは思うが…。頼むからそれだけは止めろ!!言うとかどうこうの前に…壊れてまうっ!!!!
俺の必死の祈りは口を開けないことでひとつも外へ出ることはなくどんなに首を振っても伝わらない。
「しっかり縛っとけ。溢れないように。」
「はいはーい。」
ご機嫌な返事が聞こえた瞬間、腰に激痛が走った。
すでにしっかりと立たされた俺のものに食い込むほどに巻き付かれた細い紐がやつの手から離れるとプルプルと震える。
感覚としては腰回りの神経すべてを直接握りちぎられそうだ。
あまりの痛みに声すら出ずに歯が砕けるほど噛み締めた。
「さあ、ゆうてみ?まず、マスターが知りたがっている情報はなんやったっけ?」
胸の突起を強くいじりながら耳元で囁く。
鎖が切れたら今すぐにでも殴り飛ばしたい憎い笑顔だ。
なにもできずにただ耐える俺の意識していなくても自然に溢れた涙がシーツを濡らす。
現実から逃げるようにゆっくりと目を閉じた。