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夜の幕がゆっくりと開く

第1章 夜の幕がゆっくりと開く

まぶたの裏には俺の部屋が写し出された。

ベットの前でたたずむ俺の姿。

ベットのシーツは乱れて汚れている。

そこに横たわるのは一人の小さな影。

息はどうやら虫の息。

しばらく呆然と見ていた俺だが、その場から逃げるように立ち去っていく。

これは一体誰で、俺は何をした?この人は今も生きているのだろうか?俺がしたのは殺人なのか?まず、この記憶は…いつのことなのか。

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