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夜の幕がゆっくりと開く

第1章 夜の幕がゆっくりと開く




燃え盛る一件の小さな定食屋。

消防隊、野次馬、従業員。人で溢れたいつもは静かな町。

「ジャッキー!…これ…なんで?」

「螺夢が…。螺夢…が…。」

「ジャッキー!?しっかりして!!ジャッキー!!」


そうやった。螺夢はあの時の火事で俺の前からおらんくなったんや。これからは二人で、幸せに暮らそうって。そう約束してたんやった。それなのに…。

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