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五年前、俺は定食屋で働いていた。まだ始末屋に入る前だ。

その当時、俺には将来を約束する女性がいた。

彼女は定食屋にアルバイトとして働きに来ていたが、いつしか接していくうちにお互いに魅力を知っていき、引かれていくようになった。

しかし、ある日を境に彼女の体調があまりよくない日々が続いていたため、俺は店の奥で休んでおくよう指示した。

その日だった。定食屋は跡形もなく消えた。

店の奥で寝ていた彼女だけが逃げ遅れて、亡くなった。

この事を知っているのは、よく定食屋に来ていたマック、ジョニー、そしてトッポだけだった。