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Take me

第11章 11




「……あ、れ…」


今目の前に見えるものはきっと天井。
でも自分の部屋の天井とは違う。瑛士の家でもない。


何処だろうここは…なんだか、怖い
一人きりな気がして。


起き上がろうと体を少しでも動かすと、体中に激痛が走った。


「いっ…た…ぁ」

思わず声が漏れてしまう

寂しさと痛みから涙が滲んでくる


「んっ…ふっ…ぅ」



「ひーくん?起きたのかい?」




あれ、お兄ちゃん…?

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