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「あ、そうそう。
舞香には何も言ってないから安心してね」


何も言ってないって…？

「どういうこと？」


「今回の事、舞香には何も話してないんだ。
それでもひーくんの事ああやって受け入れてくれてる。
僕はそんな所に惹かれた部分もあるのかもね」


照れ臭そうなお兄ちゃん
そうだったんだ。

舞香さんは本当に優しい人だと心から思う。



受け入れてくれる、そこに惹かれたって


まるで、俺とお兄ちゃんみたいだ。




ねぇ、お兄ちゃん

俺だってお兄ちゃんのそんなところも好きなんだよ





舞香さんとお兄ちゃん、似てるんだね。
二人が思い合う訳が少しだけ分かってしまった気がする。