Take me
第18章 18
「大人になったら自立するのは当然だし、一緒に居れるタイミングって今しかないんじゃないかって私達は思ってるの。
ごめんね、こんな事頼んじゃって。」
言えるわけない。
「いえ…大丈夫です。」
言えるわけないよ。
「それじゃあまたね、紘夢くん!
お話いっぱい聞いてくれてありがとう、貴方が瑛士のお友達で良かったわ。
瑛士によろしく。
また今度、連絡してみます」
だって、こんなに愛しあっている親子の絆を邪魔しているのは、他でもない俺だ。
でも、瑛士が居なくなったら俺、
どうなるんだろう。