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Take me

第3章 3


朝食を食べ終えれば登校の時間。


いつもならもっと会話があるのに、今日は俺を抜いてお母さんとお父さんが話してばかり。

いつも俺に話し掛けてくれてたのはお兄ちゃんだったんだって、改めて気づかされた。



「いってきます」



いってらっしゃい、その言葉すら今思えばお兄ちゃんが送り出してくれていたんだ。


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