息もできない
第14章 喜んで欲しいんです
大きなテディベアと生まれ年のワインを用意すれば流石にいいだろ、と思って俺は家に一度帰って荷物をおいて春陽が働いているカフェに向かった
カラン、と音を立ててお店に入ると俺に気がついた春陽は嬉しそうに微笑んで
「いらっしゃいませ」
と俺を迎えてくれた
席に案内するとすぐにお水を持って来てくれた
「用事は終わった?」
「うん……閉店まで待っててもいい?」
返事の代わりに春陽は俺に微笑んでご注文は?って聞いてきた
「レアチーズケーキ食べたい」
「ちょっと待ってて」
と言われて大人しく待っていると新しいお客さんの入店を知らせるドアベルの音が鳴った
カランコロン
春陽が反応して
「いらっしゃいませ」
と言ったけど
その声はすぐに
「朗!!」
と嬉しそうな声に変わった
あきら?
なんか今日別のところでも同じ名前を聞いた気がするな
ぼんやり考えて、春陽に親しげに呼ばれる人が気になってドアの方を振り返ると
「?」
なんだか見覚えのある顔…?
すると相手は俺のことを知っていたみたいで
「あ……今日のお昼の」
と言われて頭を下げられた
お昼?
ってワイン買ったぐらいの時間…?
「あ……黒澤さん…」
カラン、と音を立ててお店に入ると俺に気がついた春陽は嬉しそうに微笑んで
「いらっしゃいませ」
と俺を迎えてくれた
席に案内するとすぐにお水を持って来てくれた
「用事は終わった?」
「うん……閉店まで待っててもいい?」
返事の代わりに春陽は俺に微笑んでご注文は?って聞いてきた
「レアチーズケーキ食べたい」
「ちょっと待ってて」
と言われて大人しく待っていると新しいお客さんの入店を知らせるドアベルの音が鳴った
カランコロン
春陽が反応して
「いらっしゃいませ」
と言ったけど
その声はすぐに
「朗!!」
と嬉しそうな声に変わった
あきら?
なんか今日別のところでも同じ名前を聞いた気がするな
ぼんやり考えて、春陽に親しげに呼ばれる人が気になってドアの方を振り返ると
「?」
なんだか見覚えのある顔…?
すると相手は俺のことを知っていたみたいで
「あ……今日のお昼の」
と言われて頭を下げられた
お昼?
ってワイン買ったぐらいの時間…?
「あ……黒澤さん…」