
息もできない
第14章 喜んで欲しいんです
お店で会った時とは服装も違うし、髪もオールバックじゃなかったから思い出すのが遅れたけどそこにいるのは確かにワインを買う時にお世話になった黒澤さんだった
黒澤さんは最初は驚いていた様だったけど、今はもうにっこりと微笑んでいる
春陽は俺たちが知り合いだったことが意外だったらしくて
「?2人とも知り合いだったのか?」
と聞いてきた
やばい…!
今ワインのこと言われるのは困る!
俺は咄嗟に
「黒澤さん、ちょっとお話が」
と言って一旦黒澤さんを店外に連れ出した
黒澤さんは特に気にした風もなくついて来てくれる
「すみません。こんな連れ出すなんて失礼なことをしてしまって」
「いえ、何かありましたか?」
「あの、私が購入したワインなんですけど三浦さんには内緒にしていただけないでしょうか?」
切り出しにくかったけど、とにかく言ってみる
すると黒澤さんは微笑みを絶やさずに
「もちろんです。顧客情報は絶対漏らしませんよ?」
と言ってくれた
「よかった。ありがとうございます」
なんか、こんなちゃんとした人に失礼なことしちゃったかも
俺はそんなちょっとした罪悪感に苛まれながら黒澤さんと一緒に店内に戻った
黒澤さんは最初は驚いていた様だったけど、今はもうにっこりと微笑んでいる
春陽は俺たちが知り合いだったことが意外だったらしくて
「?2人とも知り合いだったのか?」
と聞いてきた
やばい…!
今ワインのこと言われるのは困る!
俺は咄嗟に
「黒澤さん、ちょっとお話が」
と言って一旦黒澤さんを店外に連れ出した
黒澤さんは特に気にした風もなくついて来てくれる
「すみません。こんな連れ出すなんて失礼なことをしてしまって」
「いえ、何かありましたか?」
「あの、私が購入したワインなんですけど三浦さんには内緒にしていただけないでしょうか?」
切り出しにくかったけど、とにかく言ってみる
すると黒澤さんは微笑みを絶やさずに
「もちろんです。顧客情報は絶対漏らしませんよ?」
と言ってくれた
「よかった。ありがとうございます」
なんか、こんなちゃんとした人に失礼なことしちゃったかも
俺はそんなちょっとした罪悪感に苛まれながら黒澤さんと一緒に店内に戻った
