
息もできない
第14章 喜んで欲しいんです
紐で釣られて辛うじて歩いているような状態で
家の台所に入った瞬間、俺の糸は切られた
崩れるって表現が似合うほど
俺は買い物した荷物と一緒に地面に置かれた
春陽は
なんであんな顔したんだろ
この疑問ばかりが頭の中で反芻されるけど
答えなんて嫌われた以外出るわけなくて
考えるのが異常に嫌になって
ふと買い物した荷物を見て
あ…………春陽にご飯、作らなきゃ
って現実逃避なんて誰が見てもわかるけど
買い物している間に決めた献立を淡々と作った
ケーキも、人が作ったのが嫌で
俺がスポンジから焼いた
全部作り終わった頃にはもう陽はだいぶ傾いていた
作ったもの全て机の上に並べて
俺も机について突っ伏した
この時間が、一番嫌だ
蹲っていると俺のスマートフォンがメールが来たことを知らせる音を立てた
メールだ……
確認してみると、春陽からのメールだった
嫌な予感しかしなくて
心底開きたくなかったけど、開かないことには要件がわかることはない
それがわかっているから
少し躊躇った後、俺はメールを開いた
家の台所に入った瞬間、俺の糸は切られた
崩れるって表現が似合うほど
俺は買い物した荷物と一緒に地面に置かれた
春陽は
なんであんな顔したんだろ
この疑問ばかりが頭の中で反芻されるけど
答えなんて嫌われた以外出るわけなくて
考えるのが異常に嫌になって
ふと買い物した荷物を見て
あ…………春陽にご飯、作らなきゃ
って現実逃避なんて誰が見てもわかるけど
買い物している間に決めた献立を淡々と作った
ケーキも、人が作ったのが嫌で
俺がスポンジから焼いた
全部作り終わった頃にはもう陽はだいぶ傾いていた
作ったもの全て机の上に並べて
俺も机について突っ伏した
この時間が、一番嫌だ
蹲っていると俺のスマートフォンがメールが来たことを知らせる音を立てた
メールだ……
確認してみると、春陽からのメールだった
嫌な予感しかしなくて
心底開きたくなかったけど、開かないことには要件がわかることはない
それがわかっているから
少し躊躇った後、俺はメールを開いた
