息もできない
第1章 はじめまして
ありもしないこと考えまくって
どんどんテンションが落ちて
ちょっと泣きたくなった
泣き虫なのも俺の弱点
泣いたりなんかしたら二度とこのお店来れない
そんなこんなで悶々と考えていると
紅茶とケーキが目の前にスッと現れた
「お待たせいたしました。フルーツタルトとニルギリです」
いい匂い
てかてかと輝くフルーツに
香ばしく焼き上げられたタルト生地
それに紅茶のいい香り
落ち着く
すこしだけ顔を上げて店長の方を見てみると
あの整った顔でにこにこと微笑んで俺を見ていた
「いただきます」
と一言断ってからフォークをケーキに伸ばす
一口食べて涙が引っ込んだ
うわ、うま…!
サクサクと歯触りのいいタルト生地と
ほどよい酸味がする甘い果物
飲み込んでその甘さの消えないうちに
紅茶を一口飲む
すっきりとした味わいの紅茶は
フルーツタルトの美味しさを引き立てるようで
俺はつい
「美味しい…」
と口走っていた
どんどんテンションが落ちて
ちょっと泣きたくなった
泣き虫なのも俺の弱点
泣いたりなんかしたら二度とこのお店来れない
そんなこんなで悶々と考えていると
紅茶とケーキが目の前にスッと現れた
「お待たせいたしました。フルーツタルトとニルギリです」
いい匂い
てかてかと輝くフルーツに
香ばしく焼き上げられたタルト生地
それに紅茶のいい香り
落ち着く
すこしだけ顔を上げて店長の方を見てみると
あの整った顔でにこにこと微笑んで俺を見ていた
「いただきます」
と一言断ってからフォークをケーキに伸ばす
一口食べて涙が引っ込んだ
うわ、うま…!
サクサクと歯触りのいいタルト生地と
ほどよい酸味がする甘い果物
飲み込んでその甘さの消えないうちに
紅茶を一口飲む
すっきりとした味わいの紅茶は
フルーツタルトの美味しさを引き立てるようで
俺はつい
「美味しい…」
と口走っていた