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息もできない

第16章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー)

仕事終わりに会社から少し離れたゲイバーに入る
マスターとは顔見知りで軽く挨拶を交わしてからカウンターに座った


「適当に強いのだして」


とバーテンダーに注文してからさりげなく店内を見渡した


あ、あの子可愛いな
なんか純粋そうで


俺の男の好みは可愛い系だ
直は可愛いというより美人に入ると思うけど性格が可愛いからどストライクなんだよな


一度だけ突っ込んだあの日のことを思い出すと今だに下半身に熱が溜まるのがわかる

顔をほのかに赤くして嫌がる直のアナルに俺のを突っ込んだ時のヒダの締め付けを今でも鮮明に思い出せる
嫌がりながらも感じてしまうあの体


欲しい、な………


ぼんやりしながらそんなこと考えて勃ちそうだから焦って現実に意識を引き戻す

さっき可愛いな、と目をつけていた子を見つめていると少し顔を赤くしたその子が俺を見た


目があってにこ、と微笑む
より一層染まった頬に満足しつつ声をかける


「ねぇ、良かったら俺と一緒に飲まない?」.


俺は少し前に出された酒を手で持って掲げながら聞いた
すると顔を真っ赤にしてこくんと頷くから俺はその子の隣まで行って座った


案の定、可愛い子だな

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