息もできない
第16章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー)
酒を飲みながら少し話す
「ーーーへぇ、あのへんの生まれなんだ?」
「はい、そうなんですーー」
徐々に打ち解けてきて今夜はこの子かなーと考えているとバーのドアが開いた
話している子越しにチラ、と見ていると入ってきたのは
あいつ……!!!
この前俺を路上に放置した奴だった
「朗さんお久しぶりです」
「あぁ、久しぶり」
バーテンダーとも知り合いらしくて挨拶をしてから世間話を始めた
朗っていう名前なのか
朗は俺のことなど気にも止めずバーテンダーと話し込んでいる
くそ
仕返ししてやりたい
どうにか出来ないか
悶々としていると
「あの…?」
とさっきまで話してた子が放置されて困惑していた
「あ、ごめんごめん。それで、その時その友達が…?」
あたかも聞いていましたみたいに装って話を促すと嬉しそうに笑ってからまた話し始めた
俺はそれを聞き流しながらも意識は朗の方に向かわせている
「!」
暫くして相手を物色しようとしたのか朗が視線を泳がせた時俺を見つけたらしく一瞬動きが止まった
「ーーーへぇ、あのへんの生まれなんだ?」
「はい、そうなんですーー」
徐々に打ち解けてきて今夜はこの子かなーと考えているとバーのドアが開いた
話している子越しにチラ、と見ていると入ってきたのは
あいつ……!!!
この前俺を路上に放置した奴だった
「朗さんお久しぶりです」
「あぁ、久しぶり」
バーテンダーとも知り合いらしくて挨拶をしてから世間話を始めた
朗っていう名前なのか
朗は俺のことなど気にも止めずバーテンダーと話し込んでいる
くそ
仕返ししてやりたい
どうにか出来ないか
悶々としていると
「あの…?」
とさっきまで話してた子が放置されて困惑していた
「あ、ごめんごめん。それで、その時その友達が…?」
あたかも聞いていましたみたいに装って話を促すと嬉しそうに笑ってからまた話し始めた
俺はそれを聞き流しながらも意識は朗の方に向かわせている
「!」
暫くして相手を物色しようとしたのか朗が視線を泳がせた時俺を見つけたらしく一瞬動きが止まった