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息もできない

第16章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー)

それから俺の右の胸元らへんにコロンと横になった
頭は俺の二の腕を枕にしている


またかよ…くそ
なんでそういう可愛いところ小出しにしてくるんだよ!


俺が右に傾くと俺の胸の中にすっぽりと収まってくる
見た目も性格も明らかに攻めっぽいくせにこうやって甘えるとか反則だろ
こいつのことだからわざとってこともあり得るけど…


と考えていると寝息が聞こえてきた

「え…」


寝てる…!?
まじかよ


寝ること自体は一向に構わないのだが、俺が中に出したものを出さないと具合悪くなるのは朗だ


俺に……やれってか……
仕方ねえな


俺は朗をお姫様抱っこしてバスルームに向かった
持ってみると意外と軽くて少しだけ心配になる


朗のナカを清めて身体もついでに洗ってその間にお湯を溜めていた湯船に頭が浸からないように慎重に入れる

そして朗が沈まないように見ながら俺も身体を洗って朗を背中から抱きしめるように俺も湯船に入った


ふぅ、とため息をついて朗の肩にゆっくりお湯をかけながら入浴していると

「ん、ぁ…」

と朗が声を出した

「ん?起きたか?朗?」

俺が声をかけながら頭を撫でてやると俺に擦り寄ってきた

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