息もできない
第17章 会社に行くのです
「うわ、なにこれ…!直が本当に全部作ったの!?」
「うん」
恥ずかしくて今度は春陽の肩に顔を埋める
春陽にふと頬を撫でられて顔を上げると愛しさで溢れた笑顔で迎えられる
「嬉しい。ありがとう」
顔中にキスを落とされてくすぐったさに身じろぎしていると、お姫様抱っこされてテーブルまで運ばれる
俺は自分で椅子に座ろうと思ってもぞもぞ動くと
「こら、じっとしてなさい。落ちちゃうよ?」
「ん。椅子座るんじゃないの?」
「座るよ?ただ、ここにだけどね」
春陽は足で器用に椅子を引いて座るとその膝の上に俺を座らせた
わ、わ……
恥ずかしい…!!
くてんと春陽の体によりかかるようにしながら身を縮こませているとスプーンを持っておれに手渡してきた
「?」
「食べさせて?」
ほら、と春陽は俺が作った料理を指差す
え?え?
俺が、春陽に?
そんなの無理ぃぃぃいいい!
でも春陽は俺が食べさせるのを待っているかのようにずっと俺を優しく微笑みながら見つめている
俺はしぶしぶスプーンで一口分を掬うと春陽の口元に差し出した
「うん」
恥ずかしくて今度は春陽の肩に顔を埋める
春陽にふと頬を撫でられて顔を上げると愛しさで溢れた笑顔で迎えられる
「嬉しい。ありがとう」
顔中にキスを落とされてくすぐったさに身じろぎしていると、お姫様抱っこされてテーブルまで運ばれる
俺は自分で椅子に座ろうと思ってもぞもぞ動くと
「こら、じっとしてなさい。落ちちゃうよ?」
「ん。椅子座るんじゃないの?」
「座るよ?ただ、ここにだけどね」
春陽は足で器用に椅子を引いて座るとその膝の上に俺を座らせた
わ、わ……
恥ずかしい…!!
くてんと春陽の体によりかかるようにしながら身を縮こませているとスプーンを持っておれに手渡してきた
「?」
「食べさせて?」
ほら、と春陽は俺が作った料理を指差す
え?え?
俺が、春陽に?
そんなの無理ぃぃぃいいい!
でも春陽は俺が食べさせるのを待っているかのようにずっと俺を優しく微笑みながら見つめている
俺はしぶしぶスプーンで一口分を掬うと春陽の口元に差し出した