息もできない
第17章 会社に行くのです
そしてその三日後俺は会社に復帰した
久しぶりの自分の部署に緊張しながら入る
「おはようございます」
すると部署の人は優しく迎えてくれる
「おー!久しぶり!」「大変なことがあったって?」「元気だったかー?」
う、嬉しい……
「長い間留守にして大変申し訳ございませんでした。今後はきちんと仕事に復帰いたしますので、よろしくお願いします」
俺が頭を下げるとまた「よろしくー」と口々に言ってくれる
すると上司に「谷口さん」と呼ばれて「はい」と近づいて行くと
「復帰早々悪いんだけど、今日から田中君とこっちの仕事手伝ってもらうから」
と資料を渡された
それはこの前会議を通ったばかりの案だそうで、俺の指導係だった田中さんがその仕事をやる班の一員だったために研修兼ねて新案がモノになるまでを見届けろということらしい
「はい、わかりました」
俺が席に戻ると早速田中さんが声を掛けてくる
「久しぶり。元気だった?」
「はい。ご迷惑おかけしました」
と挨拶を返すと真面目な顔をして
「ほんとだよ」
なんて返ってきて
え、もしかして怒ってる?
俺が不安になっていると田中さんはにこっと笑った
「心配で仕事が手につかなかった!」
「!」
「お詫びに今度飯つきあってね」
「…はい!」
なんて、いい人ばかりなんだろう
感動と嬉しさで顔がにやけそうで俺は必死で堪えてた
久しぶりの自分の部署に緊張しながら入る
「おはようございます」
すると部署の人は優しく迎えてくれる
「おー!久しぶり!」「大変なことがあったって?」「元気だったかー?」
う、嬉しい……
「長い間留守にして大変申し訳ございませんでした。今後はきちんと仕事に復帰いたしますので、よろしくお願いします」
俺が頭を下げるとまた「よろしくー」と口々に言ってくれる
すると上司に「谷口さん」と呼ばれて「はい」と近づいて行くと
「復帰早々悪いんだけど、今日から田中君とこっちの仕事手伝ってもらうから」
と資料を渡された
それはこの前会議を通ったばかりの案だそうで、俺の指導係だった田中さんがその仕事をやる班の一員だったために研修兼ねて新案がモノになるまでを見届けろということらしい
「はい、わかりました」
俺が席に戻ると早速田中さんが声を掛けてくる
「久しぶり。元気だった?」
「はい。ご迷惑おかけしました」
と挨拶を返すと真面目な顔をして
「ほんとだよ」
なんて返ってきて
え、もしかして怒ってる?
俺が不安になっていると田中さんはにこっと笑った
「心配で仕事が手につかなかった!」
「!」
「お詫びに今度飯つきあってね」
「…はい!」
なんて、いい人ばかりなんだろう
感動と嬉しさで顔がにやけそうで俺は必死で堪えてた