息もできない
第18章 悪いのは誰なのか
「だから、何に対して謝ってるんだよ?」
「お前が、あいつのこと良く思ってないのはわかってる。あいつがしたことの重大さもわかってる。でもーー」
ようやく話し始めた朗は俺が理解できないことでひたすら申し訳なさそうに話す
「おい、待て。何の話をしているんだ?」
「……だから、あいつのことだよ……」
「わかるように話せ」
あいつ?
「…かの……た……」
「は?」
朗は意を決したように(なぜか)俺を睨み半ば叫ぶように言い放った
「中野圭太だよ!!!」
中野圭太って
あいつのことかよ!?
「朗!お前……っ!」
「だから謝っただろ!お前があいつのこと嫌いなのもあいつのしたこともわかってんだよ!!……でも………」
そう言ったきり朗は僅かに頬を染めて俯いた
なんだ!?なんなんだ!?
こんなしおらしい朗は久しぶりに見たぞ!?
「好き……なのか?あいつのこと……」
「…っ!!!」
俺が恐る恐る尋ねると朗は(なぜか)再び俺を睨み力一杯俺の足を踏みつけた
「痛………ってぇ………っ!!!」
「お前が、あいつのこと良く思ってないのはわかってる。あいつがしたことの重大さもわかってる。でもーー」
ようやく話し始めた朗は俺が理解できないことでひたすら申し訳なさそうに話す
「おい、待て。何の話をしているんだ?」
「……だから、あいつのことだよ……」
「わかるように話せ」
あいつ?
「…かの……た……」
「は?」
朗は意を決したように(なぜか)俺を睨み半ば叫ぶように言い放った
「中野圭太だよ!!!」
中野圭太って
あいつのことかよ!?
「朗!お前……っ!」
「だから謝っただろ!お前があいつのこと嫌いなのもあいつのしたこともわかってんだよ!!……でも………」
そう言ったきり朗は僅かに頬を染めて俯いた
なんだ!?なんなんだ!?
こんなしおらしい朗は久しぶりに見たぞ!?
「好き……なのか?あいつのこと……」
「…っ!!!」
俺が恐る恐る尋ねると朗は(なぜか)再び俺を睨み力一杯俺の足を踏みつけた
「痛………ってぇ………っ!!!」