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息もできない

第18章 悪いのは誰なのか

春陽はちょっと照れくさそうにして


「俺の誕生日の時と、今回と直を泣かせてばっかりだから…もう泣かせたくなくて」


な、なにそれっ…!!


「…っう、ぇ…」


より泣き出した俺を春陽はにこにこ見ていて
俺の顔に手を添えて親指で涙を拭ってくれる


「ほら泣かないで」
「ぅんーー……」


春陽は更に俺の頬に、瞼にキスを落としてくる


「直、可愛い」


それから春陽がふわりと俺を抱きしめて


「これからはさ、我慢しないで。俺になんでも話してね?不安も不満も一緒に共有したい」


と耳元で囁いた

その言葉に俺の涙腺は完全に崩壊して小さい子供のようにボロボロ大粒の涙が流れた


「は、るひ…っぃ…」
「ん、可愛い」


ずっと泣いてて迷惑かけてるって、わかってはいるけど


だめだ
止まんない

大好き、大好き


「春陽…大好き…っ」


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