息もできない
第18章 悪いのは誰なのか
俺がしゅんと下を向いているとテーブルの向かい側に座っていた春陽が立ち上がって俺のところに来た
そして俺の両脇に手を差し込んでそんなに身長とかも変わらない俺を軽く持ち上げた
「…わっ!?」
春陽は俺が座ってた椅子に座ってその膝の上に俺を向かい合わせになるように座らせた
それから
「直…可愛い」
って強く抱き締められた
「春陽?」
声をかけてみると俺が膝の上にいるからいつもより下にある春陽の唇が俺のそれを奪った
「ーーん…」
僅かに水音を響かせて離れた春陽は俺の口元にフォークに刺した料理を運んだ
いつの間に取ったんだろ…
というかそんな場合じゃなかった
これ、食べるの……?
「あーん?」
と言われて
「ぁ…あー…」
と口を開けると口の中に料理を入れられる
咀嚼してるうちに春陽はまた一口分俺の口に運んでくる
「は、るひ…早…っ」
口に物が入っていてうまく話せない俺を見て春陽はにこにこ笑っている
「早く食べな?デート行くんでしょ?早く」
「!」
もしかして、そのために食べさせてるの?
「さっきの直可愛すぎ。おかげで勘違いさせちゃったんだろうけど、反則は反則」
と春陽は次々俺の口に料理を運ぶ
そして俺の両脇に手を差し込んでそんなに身長とかも変わらない俺を軽く持ち上げた
「…わっ!?」
春陽は俺が座ってた椅子に座ってその膝の上に俺を向かい合わせになるように座らせた
それから
「直…可愛い」
って強く抱き締められた
「春陽?」
声をかけてみると俺が膝の上にいるからいつもより下にある春陽の唇が俺のそれを奪った
「ーーん…」
僅かに水音を響かせて離れた春陽は俺の口元にフォークに刺した料理を運んだ
いつの間に取ったんだろ…
というかそんな場合じゃなかった
これ、食べるの……?
「あーん?」
と言われて
「ぁ…あー…」
と口を開けると口の中に料理を入れられる
咀嚼してるうちに春陽はまた一口分俺の口に運んでくる
「は、るひ…早…っ」
口に物が入っていてうまく話せない俺を見て春陽はにこにこ笑っている
「早く食べな?デート行くんでしょ?早く」
「!」
もしかして、そのために食べさせてるの?
「さっきの直可愛すぎ。おかげで勘違いさせちゃったんだろうけど、反則は反則」
と春陽は次々俺の口に料理を運ぶ