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息もできない

第18章 悪いのは誰なのか

便器にくったりとしていると、春陽は口に放たれた俺の精を飲み込んだ


「春陽…飲、んだの?」
「ん。美味しかったよ」


にっこりと微笑まれて俺は顔が熱くなる


「恥ずかし…ばか。こんなところで…」


俺が俯くと春陽が屈んで俺の顔を下から覗き込みながらキスをしてきた


「!」
「可愛かった」
「もぅ………あ、の…」
「ん?」


俺は更に顔が熱くなるのを感じながら
気になっていたことを聞いてみる


「春陽は…しなくていいの?」


春陽のは外から見てもわかるぐらい反応を示している


俺だけ気持ち良くしてもらっただけじゃだめだ、よね…?
だから春陽にも気持ち良くなって欲しい
なんなら俺が…その、舐めたって…


と考えていると春陽は立ち上がって俺の頭の上に手を乗せた


「ありがとう。気持ちだけもらっておく。俺は大丈夫」


それだけ言うと春陽は俺の下着もズボンも履かせてくれた
だけど俺はなんとなく不満で


「ほんとに、シなくていいの?」


少し見上げながら尋ねると、また頭を撫でられた
それも、さっきより強く撫でられて、見上げていた頭が下に下げられた


「ぅぐ…」
「ほら、行こう?まだデートの途中でしょ」

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