息もできない
第18章 悪いのは誰なのか
春陽に言われて、顔をあげれば柔らかい微笑みに迎えられて
「うん!」
と頷いていた
次はどこにいこうかと考えていると、春陽が思いついたように言った
「そういえば、ベッドはどうする?」
「ベッド?」
なんでベッドなんか…
新しくしたいのかな?
「新しいの欲しいの?」
「いや。直と一緒に寝る用の」
「俺と!?」
あ…一緒に…って
俺が顔を真っ赤にして俯くと人がいるところなのにも関わらず春陽が髪ごしに頭にキスをした
その瞬間まわりからはキャーっという黄色い声
「春陽っ!」
俺は恥ずかしくて、咎めようと勢い良く顔を上げる
けど明らかに機嫌の良さそうな春陽の顔をみたら何も言えなくて
「も…ばかぁ…」
と結局俯いた
春陽は楽しそうに笑って
「ほら、行こう?」
俺の手を引いて歩き出した
歩きながら聞いてみる
「俺の部屋あるんじゃないの?」
「あるよ」
「そこでは寝ないの?」
すると春陽は足を止めて振り向いた
「直は、俺と一緒に寝たくないの?」
う、わ…顔近いぃ…
「ぅ…寝、たくない、とか…そういうんじゃ…」
「じゃあどうしてそんなに聞くの?」
「えぇ、と…それは…」
「うん!」
と頷いていた
次はどこにいこうかと考えていると、春陽が思いついたように言った
「そういえば、ベッドはどうする?」
「ベッド?」
なんでベッドなんか…
新しくしたいのかな?
「新しいの欲しいの?」
「いや。直と一緒に寝る用の」
「俺と!?」
あ…一緒に…って
俺が顔を真っ赤にして俯くと人がいるところなのにも関わらず春陽が髪ごしに頭にキスをした
その瞬間まわりからはキャーっという黄色い声
「春陽っ!」
俺は恥ずかしくて、咎めようと勢い良く顔を上げる
けど明らかに機嫌の良さそうな春陽の顔をみたら何も言えなくて
「も…ばかぁ…」
と結局俯いた
春陽は楽しそうに笑って
「ほら、行こう?」
俺の手を引いて歩き出した
歩きながら聞いてみる
「俺の部屋あるんじゃないの?」
「あるよ」
「そこでは寝ないの?」
すると春陽は足を止めて振り向いた
「直は、俺と一緒に寝たくないの?」
う、わ…顔近いぃ…
「ぅ…寝、たくない、とか…そういうんじゃ…」
「じゃあどうしてそんなに聞くの?」
「えぇ、と…それは…」