息もできない
第18章 悪いのは誰なのか
車に到着して、俺は春陽を運転席でも助手席でもなく後部座席に押し込んだ
俺も一緒に入って、春陽を座らせた席をリクライニングさせる
「ぅ、わ…」
いきなり背もたれが倒れたことに春陽は驚いていたけど、俺はそんなことに構わず春陽に抱きついた
「んーーー…!!」
春陽に強く強く抱きつくと春陽は黙って俺の頭を撫でてくれる
「直、どうした?」
「可愛い、春陽」
「ん?どうして?」
俺は春陽の質問を無視して
「でも許さない」
と呟いた
俺が怒っていると勘違いしたのか春陽はあやすような態度になって、俺の顔を上げさせるように後頭部を撫でた
「直、何に怒ってるの?」
「………俺が声をかけられた女の人たちへの対応はカッコ良かったけど、春陽が声をかけられた女の人たちに笑顔だったのはだめ」
俺は責めるように春陽の胸を軽く叩いた
すると春陽は俺の背中を優しく撫でる
「なにその可愛い嫉妬」
「……………謝れ」
「ごめんなさい」
俺はまた春陽の胸板に顔を埋めた
「もう一回」
「ごめん」
俺も一緒に入って、春陽を座らせた席をリクライニングさせる
「ぅ、わ…」
いきなり背もたれが倒れたことに春陽は驚いていたけど、俺はそんなことに構わず春陽に抱きついた
「んーーー…!!」
春陽に強く強く抱きつくと春陽は黙って俺の頭を撫でてくれる
「直、どうした?」
「可愛い、春陽」
「ん?どうして?」
俺は春陽の質問を無視して
「でも許さない」
と呟いた
俺が怒っていると勘違いしたのか春陽はあやすような態度になって、俺の顔を上げさせるように後頭部を撫でた
「直、何に怒ってるの?」
「………俺が声をかけられた女の人たちへの対応はカッコ良かったけど、春陽が声をかけられた女の人たちに笑顔だったのはだめ」
俺は責めるように春陽の胸を軽く叩いた
すると春陽は俺の背中を優しく撫でる
「なにその可愛い嫉妬」
「……………謝れ」
「ごめんなさい」
俺はまた春陽の胸板に顔を埋めた
「もう一回」
「ごめん」