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息もできない

第18章 悪いのは誰なのか

もう一度謝らせて、俺は黙った


「……………」
「直?」
「……許す」


俺が小さい声でそう言うと春陽は嬉しそうな顔をして「ありがとう」と俺にキスをした


それから俺たちは暫く車の中でイチャイチャした後春陽は着替えて俺は貸していた服を受け取って、それぞれの家に帰った



そして自分の住むアパートで1人、俺は決心した


春陽が待っててくれてるんだ!早く同棲する!


ほんのり春陽の匂いが残る服を見やすいところに飾って、それを励みにしながら
俺は土曜日の朝から日曜日もまるまる使って自分の荷物を纏めた

いつでも引越しが出来るように


それから寝不足と疲労で日曜日の夜は死んだように眠った


三連休は短かった…かな?


俺は三連休をくれた大崎さんに感謝しなきゃー、あと話を聞いてくれた圭太にも、感謝しなきゃーと呑気に考えていた

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