テキストサイズ

息もできない

第19章 前回とは違うのです

疑問に思いはしたけど、正直ラッキーだ


だってどうやって接したらいいのかわかんないし
まぁ結局、明日には会議で会うんだけどね…


その日は大崎さんは姿を現すことなく、平穏に過ぎた



そして次の日
大崎さんも来る会議がある日


会議の時間は勤務開始の9:00から1時間後の10:00
俺は会議用の資料をコピーしたものを確認して、先に会議室で待機していた


いちにいさん…よし、これで良いかな


1席に3部ずつの資料を置き終わった頃、田中さんが来た


「お疲れ。資料配り終わった?」
「はい。終わりました」


田中さんは腕時計を見る


「もうすぐみんな来る頃だと思うから、ちょっと待とうか」
「はい」


田中さんの言ったとおり、会議のメンバーは次々に現れた
けど


あれ、大崎さんがいない……


社会人らしく5分前行動がしっかりされていて、会議開始時間の5分前には大崎さんを除く全員がその場に揃っていた
するとメンバーの1人で、大崎さんの部下に当たる人が話し始めた


「すみません。大崎は本日休暇を取っていて出社していませんので、彼女抜きで会議を始めてください」


お休み……なんだ…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ