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息もできない

第19章 前回とは違うのです

俺は春陽との電話を切った後、とりあえず田中さんに電話した

『はい』
「夜分にすみません。谷口です」
『あー谷口さんか。どうしたの?』

俺は大崎さんが春陽の経営する喫茶店にいたことを簡単に話した


「一応ご報告までに、と思いまして」
『そう。あの喫茶店にね…』


田中さんは考えるような間を取った後


『んーわかんないや。まぁとりあえず了解。上には俺から報告しとくから』
「はい、ありがとうございます」
『わざわざ電話ありがとう。夏バテしないように気をつけてね』
「はい。ありがとうございます。失礼します」


あとは、圭太にも一応メールしよ

俺は圭太にメールして返信が来る前に睡魔に襲われて眠りについた


朝起きると俺の携帯にメールの通知
圭太からだった


『まじか。どっかいったのかと思ってたらこっちにいたんだな。今日もどうせ三浦さんのとこ行くんだろ?見つけたら捕まえとけよ!』


「ふふ」

捕まえとけ、だなんて犯罪者でもないのに
でも事情を聞くぐらいはしないとな


俺は春陽の店に行く前に寄りたいところがあったから家を少し早く出た


今日も大崎さん来るかな?
正直連続で来る確率は低いと思うんだけど

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