息もできない
第21章 そろそろ泣きたいのですが
会議室はちょうど人が集まり始めた頃で、まだ集まった人が席につかずに資料を配るのを手伝ったりとバタバタしていた
みんなが集まり席について落ち着いた頃会議が始まった
最初に話し始めたのは大崎さん
「無断欠勤した上に臨時で招集してすみません」
話し始めに一言だけ欠勤について触れ、その後はずっと溜まっていた仕事についてだ
大崎さんの指示で驚くほど早く進んでいく
その様子を見ていると、やっぱり仕事ができる人なんだなって実感する
会議はそんな感じでスムーズに進んで行き、特に問題もなく終わった
会議が終わって俺が部屋を出ようとすると
「谷口さん」
と声をかけられる
間違えるわけない大崎さんの声
「はい、なんでしょうか」
俺は振り返って「大丈夫」と自分に言い聞かせながら答えた
「ちょっとお話、いいかしら」
「……はい」
今更俺になんの用があるって言うんだろう
みんなが出て行った後の静まり返った会議室で二人で話すことになった
そして大崎さんは携帯電話を取り出して少しの間操作したあと画面を俺に向けてきた
「これ、私の彼氏なんです!」
その言葉は、初めて大崎さんに会った時言われたものと同じ
でも表示された画像は春陽の隠し撮りのような写真から
春陽と大崎さんがキスをしている写真になっていた
「……………」
みんなが集まり席について落ち着いた頃会議が始まった
最初に話し始めたのは大崎さん
「無断欠勤した上に臨時で招集してすみません」
話し始めに一言だけ欠勤について触れ、その後はずっと溜まっていた仕事についてだ
大崎さんの指示で驚くほど早く進んでいく
その様子を見ていると、やっぱり仕事ができる人なんだなって実感する
会議はそんな感じでスムーズに進んで行き、特に問題もなく終わった
会議が終わって俺が部屋を出ようとすると
「谷口さん」
と声をかけられる
間違えるわけない大崎さんの声
「はい、なんでしょうか」
俺は振り返って「大丈夫」と自分に言い聞かせながら答えた
「ちょっとお話、いいかしら」
「……はい」
今更俺になんの用があるって言うんだろう
みんなが出て行った後の静まり返った会議室で二人で話すことになった
そして大崎さんは携帯電話を取り出して少しの間操作したあと画面を俺に向けてきた
「これ、私の彼氏なんです!」
その言葉は、初めて大崎さんに会った時言われたものと同じ
でも表示された画像は春陽の隠し撮りのような写真から
春陽と大崎さんがキスをしている写真になっていた
「……………」