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息もできない

第22章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー2)

内心ドキマギしながら答えた俺は話題を変えるために少しだけ気になっていたことを聞いてみた


「そういえば朗の働いてるところってあんな変な時間に休憩とかあんのか?バイトじゃないよな?」


すると朗はめんどくさそうな顔をする


「社員だよ、ちゃんとな。休憩は…まぁ、今日が珍しかったというか、な」


めんどくさがってるというより、困ってる?
そんな顔をするから俺はそれ以上追求することはしなかった


その後はろくな会話をするわけではなかったが、くだらない話をしながら酒を進めてなんだかんだ楽しい晩飯だった




数時間後すっかり良い気分で俺たちは店を後にした

朗はいつの間にそんなに飲んだのやら、一人ではまともに立てないほどふらふらとしていた


「けーいたーぁ、肩かせー!」


圭太はそんなこと喚きながら俺の肩に自分の腕を回した
そしてそのまま体重をずしっとかけてくる

大人の男の半分近くの体重がかかればそこそこ鍛えてる俺でも軽々支えることはできず、2人でふらふらと歩く


あー…こんなん明らかに酔っ払いじゃねえか


アルコールににぶらされた頭じゃそんなことも楽しく思えて俺も朗と一緒に楽しく歩いた

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