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息もできない

第22章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー2)

「また、一緒に風呂入りてえ」


そんな可愛いこと言われれば俺にもう反論の余地なんてなく、朗を担いで場所を聞きながら風呂場に向かう

浴室に連れ込んで後ろから抱えるように朗を座らせて後ろの穴を清めていく

綺麗になったら頭を洗って、身体も柔らかい泡で包んで洗っていった

全て洗い終わったら湯を張った浴槽にゆっくりと朗をつける


それまで朗の重みをずっと感じていたから浴槽につかってようやくその重みから解放された


一息つくと、朗が声をかけてくる


「いいなーやっぱ楽だな。人になんでもやってもらえるってのは」


俺が苦労してる間にそんなこと考えてたのかよ、と少し落胆した気持ちから反撃してみる


「確かにな。俺は朗とくっついていられるし、朗は楽できるし一石二鳥かもな」


遠回しに俺だけが嬉しいかのような言い方をしてみた

そしたら朗に


「馬鹿か。そんなことは大前提だろ。わざわざ言うことでもねえ」


なんてこと言われて俺が赤面させられるハメになった


それにしてもこういうのってほんとにいいよな
幸せっていうか

久しぶりだなーこんな感じ

大抵は俺その場だけの付き合いが多かったから

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