息もできない
第22章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー2)
考え事をしていた俺の肩に朗の頭がこてん、と落ちてきた
「眠い?」
「…まぁ、な。運動した後だし」
俺は朗の頭を撫でながらゆるゆると会話する
「それじゃ、逆上せる前にあがろうか」
「…ん」
すると朗が体を反転させて俺の首に腕を回してきた
どうやらまた抱き上げて連れて行け、という意味らしい
俺はなんだか嬉しいような恥ずかしいような複雑な感情で、嫌なわけないのに渋々やってる風に朗を抱き上げた
「はいはい、お嬢様」
朗を湯船からあげて身体をざっと拭いた
服を着せたら前回と同じようにソファの下に座らせる
俺は自分も服を着てドライヤーを持ってきて朗の身体を足で挟むようにソファに座った
その間も朗は夢と現実との間を彷徨っていて、首で船を漕いでいた
両想いになったというだけでこんなに感情に違いが出るのか、と驚いてしまうほど朗が愛しく見えてもう一回戦ヤりたくなる
いやでも湯冷めさせるわけにはいかねえし
そんな無理強いできねえなー
俺はドライヤーのスイッチを入れて一度手に当てて温度を確かめた後朗の髪に当てた
最初は湿っていた髪が徐々に乾いてさらさら流れるなんて当たり前のことがやたら綺麗に見える
「眠い?」
「…まぁ、な。運動した後だし」
俺は朗の頭を撫でながらゆるゆると会話する
「それじゃ、逆上せる前にあがろうか」
「…ん」
すると朗が体を反転させて俺の首に腕を回してきた
どうやらまた抱き上げて連れて行け、という意味らしい
俺はなんだか嬉しいような恥ずかしいような複雑な感情で、嫌なわけないのに渋々やってる風に朗を抱き上げた
「はいはい、お嬢様」
朗を湯船からあげて身体をざっと拭いた
服を着せたら前回と同じようにソファの下に座らせる
俺は自分も服を着てドライヤーを持ってきて朗の身体を足で挟むようにソファに座った
その間も朗は夢と現実との間を彷徨っていて、首で船を漕いでいた
両想いになったというだけでこんなに感情に違いが出るのか、と驚いてしまうほど朗が愛しく見えてもう一回戦ヤりたくなる
いやでも湯冷めさせるわけにはいかねえし
そんな無理強いできねえなー
俺はドライヤーのスイッチを入れて一度手に当てて温度を確かめた後朗の髪に当てた
最初は湿っていた髪が徐々に乾いてさらさら流れるなんて当たり前のことがやたら綺麗に見える