息もできない
第22章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー2)
乾かし終わった髪に鼻をうずめて匂いを嗅ぐ
シャンプーの甘い香りと乾きたての少し香ばしい香りが鼻腔をくすぐって胸が暖かくなる
朗は俺が匂いを嗅いでいるのがくすぐったかったのか身をよじって、少しした後
「俺もやる」
と位置の交換を求めてきた
特に逆らう理由もないから大人しくソファの下に下りて座ると朗はさっき俺が居た位置に座った
ドライヤーを手渡すと朗はさっき俺がやったように温度を確かめてから俺の髪の毛を乾かし始めた
人に頭を触ってもらうのってなんでこんなに気持ちいいのかな
なんか全部許されてるような感覚になる
程よい温度と優しく触れる朗の手があまりに心地よくて眠くなってきた
いやこのまま寝ちゃダメだ
朗をベッドに連れてかなくちゃいけないんだから
必死で自分を叱咤して目を開ける
暫くして朗が俺の髪を乾かし終わったのか湿ってるところがないか髪をかき混ぜながらチェックし始めた
全体的にさらさら混ぜてから
「終わったぞ」
と声をかけられた
「ありがと」
振り向くとすぐそこにあった朗の顔が俺にキスを落とした
「!!」
「俺とおんなじ匂いする」
シャンプーの甘い香りと乾きたての少し香ばしい香りが鼻腔をくすぐって胸が暖かくなる
朗は俺が匂いを嗅いでいるのがくすぐったかったのか身をよじって、少しした後
「俺もやる」
と位置の交換を求めてきた
特に逆らう理由もないから大人しくソファの下に下りて座ると朗はさっき俺が居た位置に座った
ドライヤーを手渡すと朗はさっき俺がやったように温度を確かめてから俺の髪の毛を乾かし始めた
人に頭を触ってもらうのってなんでこんなに気持ちいいのかな
なんか全部許されてるような感覚になる
程よい温度と優しく触れる朗の手があまりに心地よくて眠くなってきた
いやこのまま寝ちゃダメだ
朗をベッドに連れてかなくちゃいけないんだから
必死で自分を叱咤して目を開ける
暫くして朗が俺の髪を乾かし終わったのか湿ってるところがないか髪をかき混ぜながらチェックし始めた
全体的にさらさら混ぜてから
「終わったぞ」
と声をかけられた
「ありがと」
振り向くとすぐそこにあった朗の顔が俺にキスを落とした
「!!」
「俺とおんなじ匂いする」