息もできない
第8章 俺のせいでしょうか?
頭の上で結ばれた手首が布とこすれて痛い
涙で霞んで圭太が今どんな表情なのかもわからない
それに、声も出ない
歯を食いしばってるから
圭太は俺のシャツのボタンを全部開けて肌に手や舌を這わせてくる
気持ち悪い
「直?きもち?声、出せよ」
「……っ」
信じてたのに
裏切られた?
ーー違うな
なんていうか
俺が勝手に信用してただけ
だから
俺自身の馬鹿さにイライラする
涙が止まらなくてひたすら顔を横にして土を睨んだ
こんな思いするなら
もう誰も、信用しなくていい
圭太が俺の胸を舐めて濡らして指で擦る
少しひんやりするだけで何も感じない
それから
胸に、首に、腹に
いろんなところにキスされて
その手がだんだん下へと下っていく
そして手がスラックスにかかった時
俺は凄まじい嫌悪感に襲われた
「やっ!…っやめ、やめろ!やめて…!」
「ははっ!やっと、可愛い声が聞けたね?」
俺の必死の懇願も虚しく
圭太は俺のベルトをカチャカチャと外しにかかった
も、だめだ
涙で霞んで圭太が今どんな表情なのかもわからない
それに、声も出ない
歯を食いしばってるから
圭太は俺のシャツのボタンを全部開けて肌に手や舌を這わせてくる
気持ち悪い
「直?きもち?声、出せよ」
「……っ」
信じてたのに
裏切られた?
ーー違うな
なんていうか
俺が勝手に信用してただけ
だから
俺自身の馬鹿さにイライラする
涙が止まらなくてひたすら顔を横にして土を睨んだ
こんな思いするなら
もう誰も、信用しなくていい
圭太が俺の胸を舐めて濡らして指で擦る
少しひんやりするだけで何も感じない
それから
胸に、首に、腹に
いろんなところにキスされて
その手がだんだん下へと下っていく
そして手がスラックスにかかった時
俺は凄まじい嫌悪感に襲われた
「やっ!…っやめ、やめろ!やめて…!」
「ははっ!やっと、可愛い声が聞けたね?」
俺の必死の懇願も虚しく
圭太は俺のベルトをカチャカチャと外しにかかった
も、だめだ