息もできない
第8章 俺のせいでしょうか?
諦めたその時誰かが走ってくる、足音
それを認知したのとほぼ同時にドッと鈍い音がして俺の足のあたりが軽くなった
すかさず俺は何かを拒絶するように仰向けになっていた身体を横向きにして丸まった
さっきの光景を思い出して身体が震える
「大丈夫かっ!?」
声がして、何かに両肩を掴まれてまた上を向かされる
「やっ!やだ!…っやぁ…!!」
怖い
やだ
もう誰も俺に
触らないで…!
「俺だよっ…大丈夫か?」
「ぅっ…ひっぐ…やっ、だぁ……っ」
どこの俺様ですか
なんて、アホなことを頭の中で考えて
ようやく声が圭太じゃないことに気がついた
「………ぁ…」
「ようやくこっち見た。大丈夫?」
「みう、らさん」
そこにいたのは三浦さんだった
三浦さんは一瞬変な顔をしたけどすぐににっこりと微笑んだ
「もう大丈夫だから」
「なんで、こんなところに…?」
「それはまた後でね」
と言ってから俺の手首を縛っていたネクタイを解いてはだけたシャツを直してくれた
そして殴られたのか、地面で痛みにのたうちまわっていた圭太に向き直った
それを認知したのとほぼ同時にドッと鈍い音がして俺の足のあたりが軽くなった
すかさず俺は何かを拒絶するように仰向けになっていた身体を横向きにして丸まった
さっきの光景を思い出して身体が震える
「大丈夫かっ!?」
声がして、何かに両肩を掴まれてまた上を向かされる
「やっ!やだ!…っやぁ…!!」
怖い
やだ
もう誰も俺に
触らないで…!
「俺だよっ…大丈夫か?」
「ぅっ…ひっぐ…やっ、だぁ……っ」
どこの俺様ですか
なんて、アホなことを頭の中で考えて
ようやく声が圭太じゃないことに気がついた
「………ぁ…」
「ようやくこっち見た。大丈夫?」
「みう、らさん」
そこにいたのは三浦さんだった
三浦さんは一瞬変な顔をしたけどすぐににっこりと微笑んだ
「もう大丈夫だから」
「なんで、こんなところに…?」
「それはまた後でね」
と言ってから俺の手首を縛っていたネクタイを解いてはだけたシャツを直してくれた
そして殴られたのか、地面で痛みにのたうちまわっていた圭太に向き直った