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「ーでも、直が俺のこと信じられないなら、友達からでいい。そこから、ゆっくり信頼関係を築いていくよ。だからチャンスぐらいちょうだい？」


その時の三浦さんはすごく真面目な顔をしていて圭太のことで人間不信に陥りそうだったのに、あの時あれだけ拒絶したのに、信じてみようかななんて思えて


俺は
ゆっくりと頷いていた



俺の返事を見て三浦さんは満足感に溢れたような安心感に溢れたようなとにかく穏やかな顔をして

そして俺を抱きしめた


「傷ついた友達を慰めるのも友達の仕事だろ？」

と言ってゆっくりと背中を撫でてくれた


「……っぅく」


その手があまりにも温かくてまた涙が出てそのまま本気で泣き始めた俺に何も言わずにずっとそのまま側にいてくれた