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息もできない

第9章 お友達ってどこまでですか

その後朝ご飯を食べている途中に気づいた

「あ、俺今スーツしか持ってない」
「?」

不思議そうな顔をしている三浦さんに

「家に帰らないと私服ない」

と言うと

「あぁ、そういうことか。俺の服着る?」
「え、いいの?でもサイズあわなそー」
「大丈夫だろ。…谷口さん俺とあんまり身長変わんないじゃん」




呼び方、名字になったんだ……
なんかさみしー

俺も名字で呼んでるのに勝手だけど


「そもそもそんなスタイル良くて似合わない服なんてないだろ」
「……ある」
「ん?どうした?急にふてくされて」
「べつにー……にゅ」

そっぽ向こうとすると三浦さんに片手で頬をむにゅっと握られた

「いたいれす」
「………まぁいいか。服、自分で決める?俺が適当に出す?」
「出して欲しー」
「わかった」


なんかこーしてると好きとか言われたのわかんなくなる
本当に友達みたい


ご飯食べてシャワー借りて選んでもらった洋服を着て、車まで出してもらって出掛けた


それにしても服、センスいいなーかっこい

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