息もできない
第30章 番外編「恋人達の聖夜」
直目線
恋人達の聖なる夜
クリスマス
街は人と愛で溢れている
こんな風にクリスマスを過ごすのは日本人だけだって何かで見たことがあるけど、こんなに沢山の人が幸せそうなら間違っててもいいかもなんて思っちゃう
とは言っても
「谷口さん! これお願いします!」
「はい。すみません、この書類チェックお願いします」
「了解! 田中さんあれ終わった!?」
「まだ! もう少し!」
師匠も走らなければならなくなるほど忙しいのがこの12月「師走」なわけで
普通の会社員にクリスマスのお休みなんてものは存在しない
フロアのあちらこちらから書類を捲る音や走り回る音、コピー機の動く音などがいつもの倍ぐらい聞こえてくる
俺自身も普段は綺麗にしてるデスクの上に書類をばら撒きながら、朝からずっとパソコンに向かっていた
うぅぅぅぅ
終わらない
終わらない
あっ……誤字
ぐぅ
焦る気持ちを抑えつつ冷静に、と頭を冷やすと浮かぶのは同時刻に頑張っているであろう春陽の顔
お客さん多いだろうなぁ
俺より大変そう
チラッと時計に目を移すと
晩御飯ピークタイム……
そして、俺の定時が近い
今日はクリスマスだからって残業禁止だから、あと一踏ん張り
恋人達の聖なる夜
クリスマス
街は人と愛で溢れている
こんな風にクリスマスを過ごすのは日本人だけだって何かで見たことがあるけど、こんなに沢山の人が幸せそうなら間違っててもいいかもなんて思っちゃう
とは言っても
「谷口さん! これお願いします!」
「はい。すみません、この書類チェックお願いします」
「了解! 田中さんあれ終わった!?」
「まだ! もう少し!」
師匠も走らなければならなくなるほど忙しいのがこの12月「師走」なわけで
普通の会社員にクリスマスのお休みなんてものは存在しない
フロアのあちらこちらから書類を捲る音や走り回る音、コピー機の動く音などがいつもの倍ぐらい聞こえてくる
俺自身も普段は綺麗にしてるデスクの上に書類をばら撒きながら、朝からずっとパソコンに向かっていた
うぅぅぅぅ
終わらない
終わらない
あっ……誤字
ぐぅ
焦る気持ちを抑えつつ冷静に、と頭を冷やすと浮かぶのは同時刻に頑張っているであろう春陽の顔
お客さん多いだろうなぁ
俺より大変そう
チラッと時計に目を移すと
晩御飯ピークタイム……
そして、俺の定時が近い
今日はクリスマスだからって残業禁止だから、あと一踏ん張り