息もできない
第30章 番外編「恋人達の聖夜」
春陽目線
「や、やっと……終わりましたね……」
閉店後の店の片付けや掃除、売り上げの計算を終えて副店長がげっそりした顔で伸びをした
「お疲れ様。すごかったな……」
そういう俺自身も大分疲労が溜まってる
今日だけで何人のお客様をを捌いたんだか
もう考えたくもない
だが、クリスマス用に準備していた大量の食材は予測通りほぼぴったり売り切ることが出来た
こんな時期に売り切れで出せません、じゃ話にならないからな
「ふぁ……」
仕事が終わった、と認識した途端大きな欠伸が出た
ふと時計を見ると、案の定既に日付を越えている
今年のクリスマス、無事終わって良かった
そう思うと同時に、机の上に置いていた携帯電話に意識が行く
直はもう寝たかな
なんて俺は別のところにいる恋人へと思いを馳せた
「ハルさん、帰りま……っと、すみません。電話が……」
「いいよ、待ってる」
「すみません。ありがとうございます」
俺に帰宅を促そうとして自分の携帯電話に着信のあったらしい副店長さんは、電話を操作しつつ俺から少し離れた
「うんーーーーえっ、うそーーーーーわかった! 急ぐから!! ちょっと待ってて」
「や、やっと……終わりましたね……」
閉店後の店の片付けや掃除、売り上げの計算を終えて副店長がげっそりした顔で伸びをした
「お疲れ様。すごかったな……」
そういう俺自身も大分疲労が溜まってる
今日だけで何人のお客様をを捌いたんだか
もう考えたくもない
だが、クリスマス用に準備していた大量の食材は予測通りほぼぴったり売り切ることが出来た
こんな時期に売り切れで出せません、じゃ話にならないからな
「ふぁ……」
仕事が終わった、と認識した途端大きな欠伸が出た
ふと時計を見ると、案の定既に日付を越えている
今年のクリスマス、無事終わって良かった
そう思うと同時に、机の上に置いていた携帯電話に意識が行く
直はもう寝たかな
なんて俺は別のところにいる恋人へと思いを馳せた
「ハルさん、帰りま……っと、すみません。電話が……」
「いいよ、待ってる」
「すみません。ありがとうございます」
俺に帰宅を促そうとして自分の携帯電話に着信のあったらしい副店長さんは、電話を操作しつつ俺から少し離れた
「うんーーーーえっ、うそーーーーーわかった! 急ぐから!! ちょっと待ってて」