
♢Fallen Angel♢
第3章 **
悠人に馴れ馴れしく話す女が隣に座ると蓮はカクテルを一気に飲み干して
「帰るね」
バッグを掴んで立ち上がると
「下まで送るよ」
帰ろうとする蓮の背中を追いかけて一緒に店の外に出た。
「お客さん待たせても大丈夫なの?明らかにお兄ちゃん目当てじゃない…」
「少しくらい放っておいても大丈夫だよ。もしかして妬いてるのか?」
「妬いてるわけないじゃない」
思わず強く発した言葉に蓮は顔を赤らめて背中を向けた。
後ろから抱きしめられ、耳元で優しく
「拗ねるなよ。仕事なんだから仕方ないだろ?」
「わかってる…別にそんなんじゃないよ…」
「ほら、お兄ちゃんにおやすみのキスは?」
腕が離れて振り向くと、また抱き寄せられ、背伸びをして小さく唇を重ねて
「…おやすみ…なさい」
名残惜しいようにゆっくり体が離れると近づいてきたタクシーに乗り込み悠人に手を振った。
タクシーは闇を纏い、街灯の少ない夜の街を走り出す。
子供の頃に兄妹になってから何かある度に唇を重ねてきた。
当たり前で、でも秘め事だった。
マンションに戻ると静かにドアを開けて中に入るとリビングのソファーから駿が起き上がり
「何かあった?」
目線を逸らして
「…別に何も」
蓮はキッチンに行き、ウォーターサーバーの水をグラスに注いで一気に飲み干した。
寝室に入りスウェットを取り出して着替えていると
「いつものひらひら着ないの?」
後ろから抱き寄せて裾をまくり、指先が胸の膨らみをなぞる。
「やめて…」
体を捩ると抱えるように押さえつけ、胸の堅くなった先端をつまんで
「体は欲しいって言ってるよ」
甘く囁き耳元を舐める。
「だめだったら…」
ベッドに蓮を倒してスウェットを強引に剥ぎ取り、下着越しに指先がなぞる。
「こんなに濡れてるのにダメなの?もっと濡らしたら欲しくなるかな?」
腰のリボンを解くと顔を埋めて舌先がゆっくりとなぞる。
「…やだ…だ…め…」
「ほら、いやらしい音がするよ。聞こえる?」
指先がゆっくりと浸食すると甘い声を漏らす。
「お願い…もう…」
「欲しい?」
指の本数を増やしていくと奥まで掻き回す。
「違…う…明日…明日言うこと…聞くから…だから…今日は…だ…め」
指先がゆっくり抜かれる度に、また甘い声を漏らした。
駿は微笑んで
「じゃあ続きは明日、ね?」
小さく唇を重ねて腕枕で蓮を包み、はだけた姿のまま眠りに落ちた。
「帰るね」
バッグを掴んで立ち上がると
「下まで送るよ」
帰ろうとする蓮の背中を追いかけて一緒に店の外に出た。
「お客さん待たせても大丈夫なの?明らかにお兄ちゃん目当てじゃない…」
「少しくらい放っておいても大丈夫だよ。もしかして妬いてるのか?」
「妬いてるわけないじゃない」
思わず強く発した言葉に蓮は顔を赤らめて背中を向けた。
後ろから抱きしめられ、耳元で優しく
「拗ねるなよ。仕事なんだから仕方ないだろ?」
「わかってる…別にそんなんじゃないよ…」
「ほら、お兄ちゃんにおやすみのキスは?」
腕が離れて振り向くと、また抱き寄せられ、背伸びをして小さく唇を重ねて
「…おやすみ…なさい」
名残惜しいようにゆっくり体が離れると近づいてきたタクシーに乗り込み悠人に手を振った。
タクシーは闇を纏い、街灯の少ない夜の街を走り出す。
子供の頃に兄妹になってから何かある度に唇を重ねてきた。
当たり前で、でも秘め事だった。
マンションに戻ると静かにドアを開けて中に入るとリビングのソファーから駿が起き上がり
「何かあった?」
目線を逸らして
「…別に何も」
蓮はキッチンに行き、ウォーターサーバーの水をグラスに注いで一気に飲み干した。
寝室に入りスウェットを取り出して着替えていると
「いつものひらひら着ないの?」
後ろから抱き寄せて裾をまくり、指先が胸の膨らみをなぞる。
「やめて…」
体を捩ると抱えるように押さえつけ、胸の堅くなった先端をつまんで
「体は欲しいって言ってるよ」
甘く囁き耳元を舐める。
「だめだったら…」
ベッドに蓮を倒してスウェットを強引に剥ぎ取り、下着越しに指先がなぞる。
「こんなに濡れてるのにダメなの?もっと濡らしたら欲しくなるかな?」
腰のリボンを解くと顔を埋めて舌先がゆっくりとなぞる。
「…やだ…だ…め…」
「ほら、いやらしい音がするよ。聞こえる?」
指先がゆっくりと浸食すると甘い声を漏らす。
「お願い…もう…」
「欲しい?」
指の本数を増やしていくと奥まで掻き回す。
「違…う…明日…明日言うこと…聞くから…だから…今日は…だ…め」
指先がゆっくり抜かれる度に、また甘い声を漏らした。
駿は微笑んで
「じゃあ続きは明日、ね?」
小さく唇を重ねて腕枕で蓮を包み、はだけた姿のまま眠りに落ちた。
