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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第5章 健気と従順の堕落

「んんっ」


 目を開けたら天井が見えた。
 頭がぼーっとする。
 私何して……あ!!



 慌てて体を起こす。
 目で利昌さんを探す。
 利昌さんはソファーに座ってワインを飲みながらテレビを見ていた。


「利昌さん!!」
「あ、起きたか?」
「ごめんなさい。私……」


 一人でイッてそのまま気絶。
 奉仕する側なのに最悪な事をしてしまった。



「気にするな。今日は色々難しい事も話したからな。疲れてたんだろ」


 利昌さんが私に気を使ってくれる。
 嬉しいけど、こんなの駄目。


「すぐに奉仕して」
「あ、今日はもういいよ。この後少し予定があるんだ」


 ベッドから降りて利昌さんの前に跪く私に対して、利昌さんはそう言って言葉で制す。
 拒絶された?
 もう捨てられる?
 今の優しさは最後の慈悲?



嫌。そんなの。

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