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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第6章 傲慢の堕落

 内藤先輩が出て行った後、私は着替え終わって家に帰った。

 家に帰ると簡単に晩御飯の準備をしてから食卓に付く。
 ご飯を食べながら署長に異動通知書と一緒に渡された特別交番のある星光学園のパンフレットに目を通す。

 最初に気になったのは住所。
 幸いにもこの家からでも通えない距離ではない。
 今までよりは早起きをする必要がありそうだけど。

 それから順番に目を通していく。
 高校にしてはかなり大きめの敷地面積があるみたいで、写真を見る限り校舎も綺麗に見える。
 生徒の自治も積極的に取り入れられ、生徒会活動や自主活動も盛ん。
 部活でもそれぞれの部が一定の成績を収めているし、卒業生の進学先も名のある大学が多い。

 対外向けの物だし、自分達の高校を悪く書く事はないと思うけど、嘘も書かないと思う。

 順にページをめくっていくとあるページで手が止まった。

「な、なにこれ!」

 思わず声を上げて驚いてしまう。

『当校は文部科学省より認定された性行為認定校となります』という文言で始まったそのページに書かれている内容はとても高校で実際に行われている内容とは思えない内容だった。

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