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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第6章 傲慢の堕落

「な、なに?」



 私は声のした教室の開いた扉からそっと中を覗いた。




「ーーーっっっ!!!」


 声にならない絶叫を上げる。
 中では一組の生徒が行為に及んでいた。



「そろそろ始まりますね」
「な、何が?」


 平然としている前田君に私は問い掛ける。


「この学校じゃ、放課後の教室で、なんて当たり前に行われます。この時期はまだ少ないですけど、昼休みに屋上とか行くと凄いですよ」

 サラッと説明する前田君。
 その間も私の耳には女子生徒の喘ぎ声が聞こえている。
 その周りにも普通に生徒も先生もいるというのに、皆気にしていないようだ。


「先生、あんまり見てると声をかけられちゃいますよ。行きましょう」


 前田君に促されて私は急いでそこを足早に離れた。

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