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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第6章 傲慢の堕落

「はあ、こんな所なんて……」



 交番の扉を開けると昼休み前にはいなかった中年男性が戻っていていた。




「どうかしたのか?」



 男性は読んでいた新聞から顔を上げる。
 それだけ私の様子がおかしく見えたんだろうか。



「いえ、覚悟はしてきたんですけどここまでとは思わなくて」
「ああ、そうだろうな。で、出る!!」
「え……?」



 無愛想に話をしていると思ったら男性は訳の分からない事を言う。
 少しの間顔が強張ったかと思うと力が抜けたような表情になる。


まさか…………。



私は中年男性のデスクを回り込む。
男性の机の下では一人の女子生徒が男性の物を咥え込んでいた。



 私は前田君の説明を思い出す。
 私達も「教師」として扱われるという説明を。



 つまりこの子は教師世話役会の生徒。
 そして教師としての権限を使い、彼女を呼び出した。

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