星光学園物語 -性行為認知校の実情-
第6章 傲慢の堕落
「な、なによ、これ」
パソコンを使って卒業生の事を調べていると学校のサーバーに隠しファイルを見つけた。
どうやらこれまでの卒業生の一覧と進学先、そしてその先の就職先、転職先、現在の役職や立場、婚姻の有無や子供の有無まで事細かに記載してあるリストだった。
卒業生の進学先をリスト化してあるだけならそこまで珍しい物でもないと思うけどその内容が学園が管理するレベルを越えている。
それだけなら驚きはしても声まではあげなかったかも知れない。
でもそこに書かれている項目の下に書かれている内容は声をあげずにはいられなかった。
進学先は名のある有名大学ばかり、就職先も誰でも聞いた事あるような有名な会社が多い。
現在の役職も社長や社長秘書、官僚に警察関係者までいる。
これだけの層々たる顔ぶれが揃っていながら問題にならないって事はつまり……
「先生、ちょっと!!」
ショックを受けながら画面を眺めていると前田君から呼ばれる。
「どうしたの?」
「先生が見つけた隠しファイルと同じ所に別の隠しファイルがあって開いたらこれが」
前田君は説明しながら私に見やすいようにパソコンの向きを変える。
「顧客リスト」と名前づけられたそのファイルの中身はさらに驚愕の物だった。
パソコンを使って卒業生の事を調べていると学校のサーバーに隠しファイルを見つけた。
どうやらこれまでの卒業生の一覧と進学先、そしてその先の就職先、転職先、現在の役職や立場、婚姻の有無や子供の有無まで事細かに記載してあるリストだった。
卒業生の進学先をリスト化してあるだけならそこまで珍しい物でもないと思うけどその内容が学園が管理するレベルを越えている。
それだけなら驚きはしても声まではあげなかったかも知れない。
でもそこに書かれている項目の下に書かれている内容は声をあげずにはいられなかった。
進学先は名のある有名大学ばかり、就職先も誰でも聞いた事あるような有名な会社が多い。
現在の役職も社長や社長秘書、官僚に警察関係者までいる。
これだけの層々たる顔ぶれが揃っていながら問題にならないって事はつまり……
「先生、ちょっと!!」
ショックを受けながら画面を眺めていると前田君から呼ばれる。
「どうしたの?」
「先生が見つけた隠しファイルと同じ所に別の隠しファイルがあって開いたらこれが」
前田君は説明しながら私に見やすいようにパソコンの向きを変える。
「顧客リスト」と名前づけられたそのファイルの中身はさらに驚愕の物だった。