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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第11章 健気と従順の結末

「好、こいつを頼む」
「はい」


 利昌さんの指示に従って私は渡された市長を印刷しにいく。
 利昌さんは約束通り、私の大学進学の資金を出してくれた。
 今は大学に通いながら空いた時間はアルバイトとして利昌さんのお仕事の手伝いをしている。


「好、今日はもう授業はないんだったな?」


 資料の印刷をしていると利昌さんから確認の声がかかった。


「はい。午前中で終わりました」
「なら、今から先方に挨拶に行くから一緒に来い」
「はい」


 利昌さんは私の授業の予定を優先しながらも時間を見つけては私を取引先や現場に連れて回ってくれる。
 本当に優しい人。

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