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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第1章 憧れと無知の堕落

「そう言う事かよ。心美が急にしようなんて言うから変だと思ったんだ」


 木村先輩は頭を抱えるように俯く。
 やっぱり迷惑だったかな。
 二人は付き合ってないって言ったけど、木村先輩は心美先輩の事を?


「中村ァ!?」
「は、はい」


 緊張して声が裏返る。
 なんて言われるかと思うと今すぐこの場を逃げ出してしまいたくなる。


「俺で良いんだな?」


 先輩の言葉は嬉しいのに意外だった。
 てっきり断られる物だとばっかりに思っていたから。


「お願いします」


 あたしは思い切り頭を下げた。

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