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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第1章 憧れと無知の堕落

 その後の事はよく覚えてない。
 気が付いたらあたしは制服を肩にかけられて寝かされていた。
 気を失ってたみたい。


 身体は綺麗にされている。
 まるで何事も無かったかのように。


「いたっ」


 立ち上がろうとしたあたしの身体を激痛と倦怠感が襲う。
 腰のあたりが凄く痛い。
 この痛みがやっぱり義昌先輩に抱かれたんだと教えてくれる。


「あ、目が覚めた?」


 どこかに行っていたらしい心美先輩が部室に入ってくる。
 制服がどこか小奇麗になっている所を見ると、義昌先輩とシてきたのかも知れない。


「亜紀子ちゃんに義昌から伝言」
「はい?」
「次会う時は俺は木村先輩だ。だってさ」


 義昌先輩。呼び変えさせられたのに戻された。
 って事は。


「あたし、フられちゃったんですかね?」
「ま、そういう事になるのかな」


 心美先輩は疲れた顔で、それでも笑顔をあたしに向けてくれる。
 あたしに近付いてくるとゆっくり抱きしてめくれた。


 あたしの目からは涙が零れていた。

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